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クジラと言えば、若い方には食材としての馴染みはないかもしれませんが、40代以上の方であれば学校給食でも出ていたほどにメジャーな食べ物でしたよね。

でも、今は商業捕鯨が全面禁止となり、調査捕鯨での流通だけなので高級食材の一つになってしまっています。

また、イルカについてもイルカ漁を行っている地方と海外の保護団体が衝突することもあるようですが、一体どうして海外からイルカの保護を求めて日本にまで来ているのでしょう。

動物を保護するルールと言えば、ワシントン条約が有名で、だれもが一度は名前を聞いたことがあると思います。

では、クジラやイルカはワシントン条約で保護されている動物なのでしょうか。

そこで今回は、ワシントンン条約とクジラやイルカの保護についてお話ししていきます。


ワシントン条約ってそもそもどんな条約なの?



ワシントン条約は、正式名称『絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約』で、英語名の頭文字を取って『CITES(サイテス)』とも呼ばれています。

希少な野生動植物が、輸出・輸入などの国際取引で絶滅しないように、国際取引に制限をかけている条約なのです。

ワシントン条約には附属書1~3に対象を分けています。

そして、一番厳しい附属書1に記載されている動植物は、学術目的以外の取引が原則禁止されている上、学術目的であっても輸出・輸入両方の国の許可書がないと取引ができないのです。

附属書2・3であっても輸出国の許可書が必要で、生きている物に限らず毛皮や骨も対象となっているのです。

POINT
ワシントン条約の対象には厳しい制限が掛けられている!


クジラやイルカもワシントン条約の対象なの?



ワシントン条約が野生動植物の国際取引を規制する条約だというお話をしましたが、クジラやイルカもワシントン条約の対象となっているのでしょうか。

何となくお気付きかもしれませんが、クジラもイルカもワシントン条約の対象となっていてそのほとんどが厳しいルールの附属書1あるいは附属書2に記載されているのです。

しかし、その割に調査とはいえ捕鯨したり、イルカ漁が行われているのはどうしてでしょう。

『日本はワシントンン条約に違反しているということでしょうか?』

実はワシントン条約は、国際取引のルールであって、国内ルールというわけではないのです。

ですから、クジラやイルカを輸出・輸入しようとすればワシントン条約の規制対象となるわけです。

しかし、一方で日本国内で行うイルカ漁や日本船が公海で行う調査捕鯨についてはワシントン条約の対象外となるのです。

※公海とは、どこの国にも属さない誰でも自由に魚を取ったり出来る海のこと。

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POINT
国内で行う漁に関して規制している約束ではない!


どうしてクジラやイルカを捕まえてはいけないの?



クジラを保護する世界的なルールとしては、国際捕鯨条約により国際捕鯨委員会が設立され、捕鯨について規制をかけています。

その国際捕鯨委員会のルールに基づき日本では調査捕鯨が行われているということになります。

しかし、

実際には捕獲したクジラが食用として流通していることから、調査捕鯨ではなく商業捕鯨でルール違反だという批判もあるのです。

同様に学術調査による捕鯨ではなく商業目的の捕鯨であれば、ワシントン条約にも違反しているのではないかという批判もあり、捕鯨に関して日本は苦しい立場にあるのです。

では捕鯨を反対している国は、どうして捕鯨に反対しているのでしょう。

表向き海洋資源や絶滅からの保護という名目はあります。

ただ、そこに科学的根拠は薄く、生息数を減らしているクジラもありますが、十分な生息数が確保できているクジラもいるのです。

また、人道的に残酷であると言う意見も根強く、例えば通常の家畜であれば安楽死させるというのは一般的です。

しかし、クジラの場合は大きさもさることながら、海の中の為に安楽死させることができないという問題があるのです。

この点では、

安楽死させれば良いという考え自体が人間のエゴともとれる上に宗教や文化なども関わってくることから簡単な問題とは言えないでしょう。

POINT
様々な意見の対立から問題が大きくなっている!


まとめ


今回は、ワシントン条約と捕鯨についてお話ししてきましたがいかがでしたでしょうか。

ワシントン条約は野生動植物の国際取引を規制する条約ですので、国内の捕鯨を禁止するものではなく、日本以外の国でも自国内で捕鯨を行っている国はいくつかあります。

また、国際捕鯨委員会によって捕鯨のルールが定められていて、日本ではルールに基づいて調査捕鯨を行っているのです。

その一方で、

調査捕鯨でありながらクジラ肉が一般に流通していることからルール違反ではないかとの意見も強く日本にとっては苦しい立場となっています。

ですが、そもそも海洋資源の保護という観点からはクジラの保護には科学的根拠がないといわれています。

そのため実際のクジラ保護には、残酷であるといった人道的な意見や宗教的意味合いなどが絡んでいることから、簡単な問題ではなくなっているのです。

今後の展開に注目していこうと改めて思いました。

あなたのお悩み・お困りが解決されますように・・・。

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