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マグロがワシントン条約の対象になるかもしれない!

マグロが国際的な保護動物に指定されると、かつてクジラが商業捕鯨の全面禁止になったように、庶民の口には入らなくなってしまうのでしょうか。

そもそもワシントン条約とは、どんな条約なのでしょうか。

そこで今回は、ワシントン条約とマグロの関係についてお話ししていきます。

マグロは私たち日本人にとってなくてはならない存在と言っても過言ではありません。

この記事を読んで、今後のマグロの行方に関して知って頂ければと思います。


ワシントン条約について簡単に教えて!



ワシントン条約とは何でしょう。

正式名称を『絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約』と言いまして、希少な野生動植物が国際取引で絶滅しないよう保護するための条約です。

英文の頭文字をとってCITES(サイテス)とも呼ばれていて、熱帯魚や爬虫類などのちょっと変わったペットを飼育している方には、サイテスの方がおなじみの呼び方となっています。

対象となるのは動物に限らず植物や加工品も含まれていて、象牙製品や毛皮はもちろん、ワニ革のバッグや特定の材木で作られた家具など多岐にわたっているのです。

ワシントン条約の対象となると、輸出・輸入といった国際取引を行う為には、国の発行した許可証が必要となり、違反すれば生き物や製品の没収はもちろんのこと、罰金や懲役刑となる可能性もあるのです。

POINT
動物以外でも植物や加工品まで対象となっている!


マグロがワシントン条約の対象になるの?



マグロは以前より絶滅が心配される魚のひとつで、マグロ8種類のうち5種類が絶滅が危惧されるとしてレッドリストに記載されています。

なかでも、タイセイヨウクロマグロは1970年代と比べて90%も減少したと言われています。

そのためワシントン条約の中でも一番厳しい附属書1に入れることが検討されました。

しかし、


ギリギリですが2018年時点ではワシントン条約の対象とすることは否決されています。

マグロは日本人にとって特別な魚であり、世界のマグロ消費量としては日本が一番となっている為、マグロがワシントン条約の対象となれば日本にとってのダメージは大きいでしょう。

一方で、海外諸国でもマグロはツナ缶など加工製品水産資源として重要な存在であり、規制がかかって困るのは日本だけではないのです。

(もっとも加工品についても日本が一番の輸入国でしょう)

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ただ、ワシントン条約の対象としては見送られているマグロですが、レッドリストの掲載や他の条約によってマグロは保護対象となっています。

従って、決して安泰というわけではないということは知っておく必要があるでしょう。

POINT
今のところまだマグロは対象となっていない!


将来マグロは食べられなくなるの?



ワシントン条約の対象となるかもしれないマグロですが、もし対象となった場合には、マグロは食べられなくなるのでしょうか。

たしかにワシントン条約の一番厳しい附属書1に記載されると、学術研究目的以外での取引ができなくなるので、口にする機会が減る可能性は否定できません。

ところがワシントン条約で対象となるのは、野生のマグロの国際的な取引であり、養殖マグロの国内取引には影響がありません。

養殖のなかでも近大マグロが有名で、近畿大学で初めてマグロの完全養殖に成功していて、その後も各地でマグロの養殖・研究が行われているのです。

ちなみに完全養殖とは、卵から育てたマグロが大人になってまた卵を産んで次の世代につなげることで、野生の幼魚を捕まえて大人になるまで育てる場合には、蓄養という言葉が使われます。

そんなマグロではありますが、魚としてはかなり大きい体つきでありながら、猛烈なスピードで止まることなく泳ぎ続ける事で有名ですよね。

そのため蓄養ですら難しい部類で、幼魚から大人に育つのもわずか30%程度が現状で、まだまだ養殖技術の向上が必要となっているのです。

POINT
養殖技術の向上が今後の必須課題と言えそうですね!


まとめ


今回は、ワシントン条約とマグロについてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。

ワシントン条約は、野生の動植物の国際取引に関する条約で、もしマグロが条約の対象となれば庶民の口には入らないなんてことにもなりかねないのです。

2018年時点ではマグロはワシントン条約の対象に入っていないものの、絶滅が危ぶまれるレッドリストには記載されています。

また、そもそも対象うんぬんよりも実際に数が減っているという問題は解決されていません。

マグロの完全養殖はすでに実現していますがコスト面や効率からはまだまだ課題の残るところです。

いつまでもおいしいマグロが食べられるためには、完全養殖の技術が進歩することを待つばかりというところでしょう。

あなたのお悩み・お困りが解決されますように・・・。

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