会社勤めの方が病気になった時に心強いのが健康保険で、本人だけでなく条件さえ合えば家族の方も入ることができるのです。

国民健康保険も家族で加入できるよ、と思う方もいるかもしれませんが、国民健康保険は加入する人数によって保険料が変わるところを健康保険であれば何人いても保険料は変わらないのです。

日頃は高いと感じる健康保険の保険料も、家族4人分で入れば安いものでしょう。

とはいえ扶養家族となるには条件がありまして、条件をクリアする為に調整して働く方も珍しくないのです。

上手く使えば保険料を大幅に節約できる健康保険の扶養制度、そこで今回は、健康保険の扶養制度と扶養家族の条件についてお話ししていきます。


健康保険の扶養ってどんな制度?



まずは『扶養』を辞書で引いてみると、『自力で生活できない者の面倒をみ、養うこと』とあり、『面倒をみ』という部分が、

どっちが面倒をみてると思ってんだ!(笑)

っと感じるかもしれませんが、言葉のうえではそういうことになっています。

では『自力で生活できない者』とはというと、単純に収入の有無で判断されますので、専業主婦であるとか、学生が『自力で生活できない者』に当たるのです。

これも不満はあるでしょうからあくまでも言葉のうえということはご理解ください。

では健康保険の扶養家族は、と言いますと、収入のない家族に対し、保険料を支払うことなく健康保険の加入者と同様に扱われる制度です。

健康保険の扶養家族には何のデメリットもない為、条件を満たすなら必ず扶養に入れるべきでしょう。

ではその条件とは、次の項目で詳しくお話ししていきます。

POINT
自力で生活できない者とは収入の有無で判断される!


健康保険の扶養は家族だったら誰でも入れられるの?



健康保険の扶養は、条件を満たすことで入れるとお話ししましたが、その条件は3親等内の親族で生計を維持されていることとなっています。

3親等内の親族とは、本人から見て上は曾祖父母、下は曾孫まで、横は叔父叔母、甥姪までが親族です。

なお、配偶者については入籍していなくても内縁関係でも扶養家族と認められます。

それから生計の維持というのが単純に言えば収入の有無で、年間の収入が130万円未満であり、扶養している方の収入の半分未満を基準としています。
(60歳以上又は障がい者の場合には180万円未満です)

この収入は、過去の収入ではなく扶養に入る時点から1年の間という意味で、例えば働いて年収が250万円あったとしても、会社を辞めて収入がなくなってしまったのであれば扶養家族に入れるということなのです。

POINT
3親等内の親族と配偶者は内縁関係でも認められる!


離れて暮らしている子供や親を健康保険の扶養に入れられるの?



扶養家族の条件についてお話ししましたが、離れて暮らしている子供や親を扶養家族とすることはできるのでしょうか。

結論から言えば可能です。

3親等内の親族の内、配偶者、直系尊属(祖父母・曾祖父母)子、孫、兄弟姉妹については、一緒に暮らしていなくても扶養家族とすることができるのです。

逆に言えば、ここで挙げた以外の親族は必ず同居が条件となっているということです。

さらに離れて暮らす家族には条件があり、扶養家族に入れる方の収入が仕送り額を下回っている必要があるのです。

具体的には、離れて暮らす母親を扶養に入れる場合であれば、母親が年間120万円の収入があるとして、それを超える金額の仕送りをしていることが扶養家族の条件となるのです。

仕送り額については、送金履歴や通帳のコピーなど確認できる書類を求められる場合がありますので、仕送りの記録が分かる方法で仕送りするようにしておくと良いでしょう。

POINT
一緒に暮らしてなくても入れるけど条件が設けられている!


まとめ


今回は健康保険の扶養制度についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。

健康保険の扶養制度は国民年金にはない制度で、扶養家族になれば保険料の支払いがなく健康保険に加入できる大変お得な制度です。

健康保険の扶養家族になるには条件があり、3親等内の親族で年間収入が130万円未満を基準としています。

離れた場所に住んでいる親族でも収入以上の仕送りをしていて生活を支えている場合には扶養家族として認められます。

たいへんお得な制度ではありますが、この制度を利用する為に年収130万円未満に抑えるよう働く方を調整する方が多く、女性の活躍を妨害している130万円の壁としての批判も受けています。

あなたのお悩み・お困りが解決されますように・・・