副業で稼ぐ・・・会社員にとっては憧れの言葉ですね。


副業で稼ぐ・・・思わず2回言ってしまいましたが、現実は厳しいもので、副業で稼ぐのが難しいばかりか、稼げば当然ながら税金を納めなければならないのです。

でもバレなきゃいいんでしょ、なんて言っても脱税なんてことになれば、懲役や罰金、そこまでいかなくても追徴金や重加算税は覚悟しなければなりません。

リスクを冒すくらいなら、素直に確定申告して税金を払った方がマシでしょう。

額が低ければ問題ないとも言われていて、20万円以下なら確定申告はしなくていいとも聞きますが、実はそこにも落とし穴があるのです。

そこで今回は、副業の収入での確定申告についてお話ししていきます。


副業の収入は確定申告が必要なの?



副業の収入は確定申告をして納税しなければいけないのでしょうか?

結論から言うと、副業の種類によって変わってくるのです。

副業と言っても様々で、株で稼いだ場合であっても、会社に内緒でアルバイトをしたとしても、ブログの広告収入で稼いだなんて場合でもすべて副業なのですが、税法上の区分はまったく異なるのです。

税法上の区分は、利子所得・配当所得・不動産所得・事業所得・給与所得・退職所得・山林所得・譲渡所得・一時所得・雑所得の10種類に分かれていて、それぞれにかかる税金や制度が違っているのです。

この中で、分かりにくい所得を少しだけ説明しますと、一時所得は懸賞や競馬などで稼いだお金や生命保険の一時金などが該当します。

株で稼いだ場合には、配当は配当所得で売買益は譲渡所得になるという面倒さです。

雑所得は、他のどれにも当てはまらない所得で、主に年金が該当します。

もう一つややこしいのは、小説家が本を出版して稼いだ原稿料や印税は事業所得なのですが、会社員が副業で本を出版した場合の原稿料や印税は雑所得になるのです。

そして10種類の所得の内、利子所得は源泉徴収といって、あらかじめ税金を引かれたうえで貰えますので、確定申告は不要です。

他の所得でも源泉徴収される所得はあるのですが、基本的には1年間の所得が20万円以下であれば、納税する必要はありませんので、確定申告は不要です。

ところが副業という部分では、20万円以下でも確定申告が必要となる所得があるのですが、それは次の項目でお話ししていきます。

POINT
20万円以下は不要という考え方は注意が必要!


副業の収入は金額が低ければ確定申告は不要?



1年間の所得が20万円以下の場合は、確定申告が不要というお話をしましたが、実は給与所得と退職所得については金額に関わらず、年末調整されていない場合には、確定申告が必要となっているのです。

年末調整とは、1年間の所得を集計して所得税を再計算することで、勤め先の会社が義務として年末に行います。

年末調整があるからこそ、通常の会社員は確定申告をする必要がなく、副業も20万円以下であれば確定申告しなくても良いはずなのですが・・・、

勤め先とは別の会社で働いて、給与所得が2か所以上ある場合には、年末調整は1か所でしか受けられませんので、金額に関係なく確定申告をしなければいけないのです。

POINT
給与が2か所以上発生する場合は必要となるので注意!


副業で確定申告をする時の注意点を教えて!



副業でも給与所得だと20万円以下でも確定申告が必要というお話をしましたが、そのくらい黙っていればバレないなんて思ってしまうでしょう。

でもバレるんです。

会社は給与支払届を提出する義務があって、税務署には500万円以上の方に限定されているのですが、市町村には全員分の支払届を提出します。

所得税ではバレなくても住民税でバレるので、面倒なことに2年後3年後に発覚して、所得税に追徴が来たりすることもあるのです。

素直に確定申告しておけば、よほど高額な収入でもない限りは問題ないでしょうし、会社にバレることもないでしょう。

また、給与以外の副業で20万円以上稼いだ場合には、確定申告時に必ず経費を出すようにしてください。

ブログの広告収入であれば、サーバーレンタルやドメイン取得費用なんかが経費に当たり、その分は税金がかかりません。

経費として通る通らないは別として、可能性があれば経費としてあげるにこしたことはないでしょう。

POINT
確定申告は素直にする姿勢の方が結果的に楽になる。


まとめ


今回は副業で稼いだときの確定申告についてお話ししましたが、いかかでしたでしょうか。

税金は、所得の種類によって制度が変わってくるので、どの所得にあたるのかが重要です。

副業の場合には、年間所得が20万円以下であれば確定申告は不要なのですが、給与所得に関しては、金額に関わらず年末調整が行われていない場合には確定申告が必要です。

従って、ダブルワークをしているかたは、思わぬところで脱税なんてことにならないよう注意してください。

また、副業で稼いで確定申告が必要の場合にも、必要経費が認められますので、必ず出すようにしてください。

もっとも近年では競馬の必要経費に的中した時の馬券代は経費だが、外れた時の馬券代は経費ではないとされた裁判もありましたので、すべてが経費とはならないでしょうが。

あなたのお悩み・お困りが解決されますように・・・