スポンサードリンク



トクホと言えば、健康に良い商品で有名ですが、例えばヨーグルトや納豆なんかは健康に良いはずなのにトクホじゃなかったりします。

トクホとトクホじゃない商品の違いってなんでしょう。

実は『健康食品』『サプリメント』『栄養補助食品』『栄養強化商品』『健康飲料』どれも決まった基準はなく、販売会社の責任で表示しているだけなのです。

それでは消費者が混乱してしまうということで、国が始めたのが特定保健用食品(トクホ)で、現在は消費者庁が担当しています。

そこで今回は、ただの健康食品ではないトクホについての認定基準についてお話ししていきます。


トクホに認定されるにはどうすればいいの?



そもそもトクホに認定されると、何か良いことがあるのでしょうか?

実は食品で○○に良い!と表示していいのはトクホに認定された商品だけなのです。

具体例であれば、『体脂肪が体につきにくい』とか『血圧が高めの方に適する』という表示は、トクホに認定された商品だけなのです。

ではトクホに認定されるにはどうすればいいのかという疑問を持ちますが、商品のデータを消費者庁に提出・申請すると、内閣府消費者委員会で審査が行われます。

内閣府消費者委員会は総理大臣が任命する10名以内の委員の集まりで、2017年現在では、東京大学大学院法学政治学研究科の河上教授が委員長を務めています。

消費者委員会の審査結果を受けて、消費者庁はトクホの認定を決定します。

トクホの認定までには、数々のデータや実績が必要で、認定までには多額の資金と時間が必要になる為、企業にとって大きな負担になっている現状があるのです。

POINT:トクホは厳しい審査によって国が認めている健康食品と言える!


トクホになるための基準って誰でもわかる?



トクホの認定には、消費者委員会の審査があることをお話ししましたが、審査の基準は誰でも分かるものになっているのでしょうか?

科学的データや臨床結果などの整合性となると、ある程度の専門性がいるでしょうが、もっと根本的に基準があいまいである事例が過去に起きています。

それは、2015年にサッポロビールと花王から申請されていたノンアルコール飲料について、消費者委員会は申請を認めなかったのに、消費者庁はトクホの認定を認めてしまいました。

審査する側と認定する側が反対の意見だったわけですが、この事例から認定の基準がはっきりしていないことが分かるのではないでしょうか。
(現在に関しては憶測でしかありませんが・・・。)

ちなみに消費者委員会がダメと言った理由は、ビールの代わりに飲む商品にトクホを出せば、かえってビールを飲むことに繋がり健康に悪いといったことからでした。

商品そのものの効果だけではなく、社会常識や他の商品との差別化など様々な角度で判断されますので、誰でも分かる基準ではないと言えそうですね。

POINT:トクホになるための基準は素人には判断することが困難と言える!


トクホになった後に取り消されることはあるの?



企業が苦労の末に手に入れたトクホではありますが、残念ながら取り消された例もあります。

初めてトクホの取り消しで話題になったのは花王のエコナで、体の中で発ガン性物質に変わるかもしれない、グリシドール酸エステルが多量に含まれていることから、花王がトクホを取り下げました。

因みに・・・

蛇足ながら、グリシドール酸エステルの発ガン性は証明されていません。

また、日本サプリメントが販売するペプチド茶などいくつかの商品に、表示されている有効成分が表示よりも少ないということで、消費者庁からトクホの取り消しを受けています。

その後も、様々な企業が出した商品で、すでに販売が終了している商品については、トクホが取り下げになっています。

POINT:トクホ認定が取り消された商品は複数存在する!


まとめ


トクホの認定についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。

トクホの認定を受けるには、データ収集など準備段階から数千万円のお金がかかるうえに、認定にも時間がかかります。

その上、審査基準も明確でないとなると、企業の負担は大変なものになっています。

そこで現在は、カルシウムなどすでに確立された栄養素を含む場合には、規格基準型として個別審査が不要となったり、『お腹の調子を整える』といった表示ができる機能性表示食品の制度を作ったりしています。

しかし、それがかえって分かりにくくなっている印象を受けてしまいますね・・・。

ただ食品は、薬ではありませんし、単一の食品だけで健康になることもありませんので、トクホにこだわらず、様々な食品を摂るようにしてください。

あなたのお悩み・お困りが解決されますように・・・

スポンサードリンク